概要
DQ6やモンスターズに登場する、水色の布きれを纏った上半身だけのミイラのようなモンスター。
Wind Mage(風の魔法使い)という名前の通り、バギ系呪文を得意とする。
なお、「ウィンドマージ」ではなく「ウインドマージ」である。
同種属に【ことだまつかい】、【マミーウィスプ】がおり、この中間に属する。
DQ6
【ホルストック】南の【洗礼のほこら】周辺に出現する。
他にも【クリアベール】(夢)周辺や、【運命の壁】外部、【ライフコッド】東部(夢)など多くの場所に登場。
その名の通り、風の呪文である【バギマ】を使って30前後のダメージを与えてくる。
【地底魔城】の【はねせんにん】以来のバギマ使いだが、この時点でも結構痛い。
さらに攻撃呪文全般に耐性があり、HPと守備力も高いのでかなりタフ。
名前から想像がつく通りバギ系は無効。よって【かまいたち】も効かない。
補助系にも強く、眠り・混乱は無効、魔封じは強耐性。
幽霊っぽいのに【ニフラム】も強耐性でほぼ当たらない。
一方で意外なことに休み系の耐性はないため、動きを止めたければこれが有効。
足がないのに【あしばらい】でみごとに転ぶ。
霊体系モンスターであるはずなのに【ぱふぱふ】で照れているこいつは【ぬけがらへい】とあわせて想像し難い。
全体へ効く【おたけび】を使いたいところだが、この時期に主力メンバーを【商人】で育てている可能性はほぼないだろう。
【まわしげり】や【メラミ】などを組み合わせて攻めるのがよい。
【せいけんづき】には弱耐性があり、しばしば避けられるので普段AI任せにしている人は注意。
実は【ゾンビ系】なので、【ゾンビぎり】や【ゾンビキラー】などでダメージが増えるが、初遭遇時には後者は売っておらず、前者もまだ覚えていない可能性が高い。
判断力が高いため、前線のパーティの2/3以上がマホカンタにかかっている状態だと一切バギマを唱えずに物理攻撃ばかりしてくるようになる(一人旅で縛りプレイする時に有効か)。
倒せばこの時点では守備力の高い【かぜのぼうし】が手に入ることもある。
でもコイツ、この見た目で【浮遊系】ではない…。運命の壁ではへばりついているのだろうか?
また、SFC版のみ仲間モンスターにもなるが、味方になるといきなり打たれ弱い魔法使いキャラになり強さが大暴落。
しかも、呪文耐性が下がりバギ系ですら少しダメージを喰らう。
詳細はこちらを参照。
DQM1・DQM2
ゾンビ系として登場。
1では【まよいのとびら】や【ねむりのとびら】に出現するが、
2ではストーリー中に訪れる異世界には登場しない。
【やたがらす】×鳥系、もしくはゾンビ系×【かまいたち】の配合で生み出せる。
やはり【バギ】を習得する。他は【シャナク】と、GB版1のみ【フバーハ】、2とPS版1では【つばめがえし】。
こっちでは全体的に補助耐性がやや高く、バギ系完全耐性など威厳を取り戻した。
しかし他の攻撃呪文や息攻撃などには打たれ弱い。
マージのくせにHPと守備力が伸びやすく、そして賢さが少し成長したらすぐ伸び悩んでしまう。
バギ系特技である【グランドクロス】も当然ながら無効。「ゾンビ系に大ダメージを与える」という設定を見事に克服している。
テリワン3D
本作で久々に再登場。しれんの扉やふういんの扉に出現。
ゾンビ系のランクCで、【しにがみ】×【サイレス】などで作ることができる。
特性は【スタンダードボディ】、【みかわしアップ】、【れんぞく】、+25以上で【バギブレイク】、+50以上で【バギ系のコツ】。
バギ系呪文を受けると回復する。やはりバギ系呪文に特化した性能である。
だがバギ系スキルはもらえなかったようで、所持スキルは【ようじゅつ】。
"マージ"だけに賢さは高く、攻撃力も意外に高水準。だが守備力は相当低いので注意。
幽霊を彷彿とさせる見た目の通りワープを繰り返して近づいてくるので、気づかれると振りきるのは至難の業。途中で【ステルス】を使ってもしっかり追跡してくるので非常に鬱陶しい(まあこれは普通に追いかけてくるタイプもそうなのだが)。
イルルカ
位階386、ゾンビ系のCランク。
ゾンビ系としては【しにがみ】の一つ上、【ソードファントム】の一つ下。
能力傾向や特性のおおまかな特徴はテリワン3Dと同じ。
装備可能武器は鞭と杖。所持スキルは【ようじゅつ】。
特性は【スタンダードボディ】、【みかわしアップ】、【れんぞく】(2回)。
+25で【バギブレイク】、+50で【バギ系のコツ】、【新生配合】で【AI1~3回行動】。
さらに【メガボディ】化で呪いブレイク、【ギガボディ】化で【呪い攻撃】が付く。
新生配合を行った際の、基本サイズでの不利な特性のつきやすさは-12。
バギ系のコツとブレイクを両方持つのは良いが、
シナリオ中に使うには、初めはみかわしアップとれんぞくだけで役に立たないのが難点。
先の特性が解禁されるたびに大きく強化されるので育てがいはあるが。
あえて起用するならしっかり育成すべし。
・ステータス成長率(100Lvアップの基準値)
HP:489 MP:175 攻撃力:308 守備力:170 素早さ:394 賢さ:294
・ステータス上限の基準値(新生配合済み・特性抜き)
HP:1677 MP:602 攻撃力:929 守備力:525 素早さ:1178 賢さ:915
・ステータス上限の実数値(新生配合済み・スタンダードボディ・AI1~3回行動)
HP:1341 MP:481 攻撃力:743 守備力:420 素早さ:942 賢さ:732
ステータスは素早さが高く守備力が低い。
攻撃力と賢さが同程度で、攻撃力の方が高くなるのは意外。しかしどちらも中途半端な値。
位階配合で作れるほか、
クリア後の【砂漠の世界】の【ピラミッド】内で、【じごくのメンドーサ】が召喚する。
豆知識によると悪霊と化した魔術師で、「ローブの下の素顔は見た者に絶望を与える」らしい。
目だけを見ればそんなに悪そうには見えないのだが……。
DQMSL
育成クエスト「異世界の扉」で仲間になるモンスターの1体。
ゾンビ系Sランクで、サブ系統は討伐。
リーダー特性は「全系統のバギ効果+20%」。
特性は【嵐の代償】、偶数ラウンドみんなに風のしるし(レベル96で習得。偶数ラウンドの最初に発動し、味方全体のバギ系のダメージを40%上げる)。
特技は【バギムーチョ】、【バギマータ】、「バギマキャノン(敵1体にバギ系の呪文ダメージ)」。
「偶数ラウンドみんなに風のしるし」が強力だが、デメリット特性の嵐の代償を持っているのに加えて自身の耐久力の低さ(HPはレベル100でも500に届かず、耐性も【バギ系】吸収・【ドルマ系】半減・【ザキ系】無効以外は全て等倍か弱点という酷さで、末期に実装されたSランクモンスターであるにも関わらず弱点が5つもある)も目立ち、クエストのターン数ミッションなどの短期決戦狙いでもない限り扱いにくい。
また、本作では見た目のイメージに反して素早さがかなり低くなっており、鈍足モンスターとしてデザインされている【非道兵器超魔ゾンビ】よりも遅い。
恐らく【苛烈な暴風】を覚えた【カロン】の後に行動させるのを想定した調整と思われる。
ライバルズ
第2弾「解き放たれし力の咆哮」に収録された魔法使い専用のレアカード。
6/1/4 ゾンビ系
自分が特技を使う度ランダムな敵ユニット1体に1ダメージ
スキルブースト:コスト-1
スキルブーストを持っているため勇者エイトと相性が良いカードだった。効果は強いものでは無いが放置するとダメージが蓄積していくので相手としても放置しづらいカード。勇者エイトのデッキで広く使われたためコストを4から6に弱体化された。