概要
トルネコシリーズに登場する王様。結構な重要人物なのだが、名前の類は無い。
息子に【王子】がいる他、妻の【王女】は先立たれている。
トルネコ1のCDシアターでの声優は青野武。
トルネコ1
【王様のお城】に住み、【不思議のダンジョンがある村】を統治している。
【不思議のダンジョン】に挑戦しようとする【トルネコ】の固い決意を認め、「腕試しの試練として【ちょっと不思議のダンジョン】を制覇せよ」と言い渡すところから本作の冒険がスタートする。
許可を下す条件に上げた【王様の宝石箱】は、トルネコのように冒険心に飛んでいた若かりし頃の彼の落とし物らしい。
クリア後は冒険の10の心得 著者:王様という本をトルネコに渡す。
トルネコはこれをとても大切にしているようで、トルネコ2でも全く同じものが登場し、【冒険の書】と冒険のメモと並べて大切に保管・安置されている程である。
王として具体的にどの程度の規模を統治しているかは不明だが、その統治力は村人からの会話からして多大な影響を与えているのは事実。
【となり村の武器屋】も王様について言及していたり、【マギー】が「生きているうちに王様に会えるなんて」と感激している点から、かなり広範囲に、しかも絶大な影響力を持っていると考えられる。
また、不思議のダンジョンの管理者でもあると思われ、上述のトルネコへの試練に加え、城の古文書にもダンジョンについて記しているものがある。
しかし、普段は気さくな人格者のようで、時折村人に変装してお忍びで村を訪れ人々の暮らしを見て回っている。
そんな中で特にトルネコのことは気に掛けており、間接的に息子の【ポポロ】を経由してダンジョンについての知恵も教えてくれる。
そんな息子のポポロも後作で主人公へ登り詰め、不思議のダンジョンに潜る日がやってくるとは、この時はまだ誰も知らない。
なお、その時には「遊び人の「キング」さんと呼んで欲しい」とのたまっている。
なお、ちょっと不思議のダンジョンの挑戦に20回失敗すると、救済措置として【はぐれメタルの剣】と【はぐれメタルの盾】を拝借できるのだが、その上でまた失敗すると30回目まで何度でも貸してもらえる。
なお31回目以降は強制的に不思議にのダンジョンへ移行するので限度があるとは言え、もう既にこの段階ではぐれメタル装備を無数に所有しているものと思われる。
不思議のダンジョンでは拾って入手できる強力な武器とはいえ、凄まじい武力の所有者と言える。
トルネコとは個別でお城のどこかに巨大な【倉庫】でも持っているに違いない。
さすが王様。
トルネコ2
村から城までの道のりが【ちょっと不思議の草原】に変わってしまった他、城の中に【お城のダンジョン】ができてしまったりと災難に遭う。
そんな危険な事態を見逃せず、また若い頃の冒険心も手伝ってか、事件解決の糸口を掴むのに兵士を引き連れて【火吹き山】に乗り込んだりもしている。
謎の老人とはあまり良い関係ではないようだが、ストーリーが進むにつれてそれらの誤解や事件の糸口も紐解かれてゆく。
【鍛冶屋】曰く、水虫を患っているらしい。
事件解決後は【ちいさなメダル】の収集家である趣味を明かし、トルネコに集めてもらおうと頼んでいる。
ちなみに20枚ごとに【メタルキングの剣】か【メタルキングの盾】をもらえるのだが、トルネコ2においてメダルは無限に入手できるので、当然この王様もメタルキング装備を無限に所有していることになる。
こちらは、はぐれメタル装備と違ってダンジョンでは入手できないので、王様の武力の出所は【不思議のダンジョン】だけではないようだ。
すごいぞ王様。
なお、【チート】を使用してモンスター扱いとして出現させると、盾無しで拳の一撃で170ポイント前後のダメージを与えてくる。
あの【だいまじん】に匹敵するとんでもない剛腕の持ち主である。
すごいぞ王様。