概要
ドラゴンというよりも「ウナギのように細長いサメ」とでもいったビジュアルのモンスターで、【シャークマジュ】の下位種。
縄張り意識が強いとされ、鋭い牙で噛みつき、大きな尾鰭で叩きつけ、長い体で敵に巻きつき締め上げる、と全身をフルに活かした攻撃を得意とするという。
DQ8
【リブルアーチ】真下の海域というごく狭い範囲でのみに大量生息する(夜間の方が出やすい)。
このエリアは船を手に入れてすぐに通る辺りだが、高い攻撃力に加え、耐性を無視してこちら全員に20前後のダメージ&幻惑状態にする呪文【ジゴフラッシュ】を持つこのモンスターに、「何でこんな所にこんな強敵が!?」と驚くことになる。
しかしその後、「【まほうのカガミ】の魔力を甦らせるためにはジゴフラッシュの光が必要」という形で海竜と戦うことになり、ここで初めて海竜多発海域の存在理由が判明する。
海竜との戦闘でまほうのカガミを使いジゴフラッシュを受ければ、晴れて【太陽のカガミ】が完成。
通常エンカウントするザコモンスターにも関わらず、ストーリーに大きく関わってくるという珍しいモンスターである。
また、まほうのカガミを手に入れてから、【ふしぎな泉】でミーティアが人間に戻るイベントをこなすまでの間、このモンスターは一切出現しなくなる。イベントを無視して進まれるのを防ぐためだろう。
2周目以降にイベントをすっ飛ばそうとして戸惑った人もいるかもしれない。
普通に倒すならば、テンションを上げて呪文で倒すのが手っ取り早いだろう。【イオ】、【デイン系】以外の呪文は効く。
ルカニも確実に効くがジゴフラッシュを使うので打撃で戦うのは絶望的。【ザキ】と【ラリホー】は低確率だが効く。
ちなみに【マホトーン】は無効なので、ジゴフラッシュ自体を封じることはできない。
本来は【マヌーサ】にも完全耐性を持つのだが、ジゴフラッシュは「耐性を無視して100%幻惑状態にする」呪文であるため、【マホカンタ】で跳ね返し、向こうをマヌーサ状態にしてしまう戦法もあり。
ただ、素早さが初遭遇の時点ではかなり高く、後衛2人でも先手を取られるため、マホカンタ前にジゴフラッシュを使われてしまうことも。
1度使われても、4回目の行動で再度チャンスがあるが、鏡を構える前に使用されると失敗してしまうので注意。
攻撃パターンが完全ローテーションで「ジゴフラッシュ→攻撃→攻撃→ジゴフラッシュ→攻撃→ルカニ→(最初へ戻る)」で固定されているため、1ターン目にモンスターチームを呼んでジゴフラッシュを凌ぐという手もあるが、雑魚なのでそこまでする必要も無く、対策さえ講じておけばHPはさほど高くないのでルカニまで辿り着く前に倒せる。
というかこんな遅くにルカニを使われても。どう考えても遅すぎだろう。
厄介なのは、海峡の真下は固定エンカウントとなっており、ここでエンカウントした場合は逃げられないという事。
逃げるのに失敗し続け、逃げられない事に気づいた時には勝ち目が無くなって全滅するしかない事も。
付近の海域でランダムエンカウントした場合は逃げられるのだが、逆に海峡の真下では逃げられないという事に気付き難い。
また、色違いがボスモンスターな為か、倒してから消滅するまでがやたら冗長。(【リザードファッツ】も同様の問題を抱えている)
落とすアイテムは通常枠で【竜のうろこ】(1/32)、レア枠で【インテリめがね】(1/128)。
100回くらい粘ればそれなりの確率で竜のうろこを落とすので、【聖地ゴルド】や【サヴェッラ大聖堂】に寄り道してはがねの盾やシルバーメイルを手に入れていればドラゴンメイルやドラゴンシールドを店売りより大幅にフライングゲットする事も可能。
一方でインテリめがねはフラッシュを焚くレンズのイメージか。
ジョーカー1
【ドラゴン系】のCランクとして登場している。
その長い体のせいか、野生では出現することは無い。
ステータスはランク相応で、配合法も【ギャオース】+【おおうつぼ】 というやや面倒なものなので若干マイナー気味。
耐性はイオ系を無効化する以外は平凡。
【みかわしアップ】の特性を持つ。
所持スキルは全作品とも【吹雪】。
ジョーカー2
新たに【吹雪ブレスブレイク】の特性を得たため、輝く息を覚えさせれば大ダメージを与えることも可能。
さらに前作同様イオ系を無効化するため、ギガブレイクを完全無効化できることからしばしば見かけるようになった。
見かけによらず1枠に収まっているので編成の融通は利く。
ジョーカー2プロ
おおうつぼのかわりに【よろいムカデ】でも配合可能に。
特性は新たに【ルカニブレイク】、最強化でマヌーサブレイクを得る。
【魔獣系】との配合でシャークマジュが、【タイラントワーム】か【ウイングタイガー】を配合すれば【ぬしさま】を作れる。
テリワン3D
【まぼろしのとびら】にレアで出るようになった。
配合はよろいムカデが抜け、新たに【キングコブラ】が加わる。
特性は【スタンダードボディ】、【みかわしアップ】、【吹雪ブレスブレイク】、+25以上でパラメータブレイク、+50以上で【いきなり赤い霧】。
そのため、赤い霧パーティなら組み込まれることもある。
テリワンSP
本人は特に変化点はないが、本作では秘伝書スキルにこいつの十八番と言える技であるジゴフラッシュが存在する。
相性はいいとは言えないが、イメージ重視なら覚えさせるのも面白いかもしれない。
イルルカ
位階331、ドラゴン系のCランク。
ドラゴン系としては【メタルドラゴン】の一つ上、【ソードドラゴン】の一つ下。
能力傾向や特性のおおまかな特徴はテリワン3Dと同じ。
装備可能武器は爪と杖。所持スキルは【吹雪】。
特性は【スタンダードボディ】、【みかわしアップ】、【吹雪ブレスブレイク】。
+25でパラメータブレイク、+50で【いきなり赤い霧】、【新生配合】で【ヒャド系のコツ】。
さらに【メガボディ】化で【AI1~3回行動】、【ギガボディ】化でねむりブレイクが付く。
新生配合を行った際の、基本サイズでの不利な特性のつきやすさは-3。
コストはかなり重く、-4のみかわしアップを替える場合はマイナス特性に要注意。
本編とは違い氷系使い。パラメータブレイクはルカニを使っていたからだろう。
いきなり赤い霧を持つので、自分はブレスや体技・呪文などで攻めるのが基本。
もちろん能力ダウン系の技も持っておきたいが、呪文か斬撃かは迷うところ。
・ステータス成長率(100Lvアップの基準値)
HP:530 MP:201 攻撃力:314 守備力:324 素早さ:285 賢さ:269
・ステータス上限の基準値(新生配合済み・スタンダードボディ)
HP:1792 MP:585 攻撃力:959 守備力:959 素早さ:879 賢さ:800
ステータスはバランスよく伸び、素早さ・賢さよりも攻撃力・守備力が高めの戦士型。
限界値も実にバランスがよく、新生配合後はMP以外は800を超える。
総じて優秀な部類であり、シナリオ中では十分な活躍が期待できる。
ただしMP成長はやたら晩成で、Lv10で6、Lv25で17、Lv50で60というありさま。
コツを覚えるのも遅いし、シナリオで使うなら親の成長率はちょっと気にした方がいいかもしれない。
野生では一切登場せず、配合でしか仲間にできない。
図鑑に登録してみると分かるが、【ドロップアイテム】欄も「なし」と空っぽ。
錬金カギのボスとしてさえも出現しないのである。この点は上位種のシャークマジュも同じ。
【ゾンビ系】との配合で【ヘルダイバー】が作れる。
SP版では【超ギガボディ】化で【まれにマジックバリア】を習得。
バトルロード1
第1章から登場。
ステータスはHP:780 ちから:85 かしこさ:65 みのまもり:57 すばやさ:53。
技は「ジゴフラッシュ」と「きょだいなキバ」。
前者はこのモンスターのアイデンティティとも言える技で、敵全体に光属性の呪文ダメージを与え、マヌーサ状態にする。
光呪文は貴重なので役立つ機会が多く、追加効果の幻もあると無いとでは勝敗に大きく影響が出る。
しかし本家とは違い、100%幻にはならないので注意。相変わらず威力もショボい。
後者は単体にキバで噛み付くという技である。
また、賢者と組む事で、ジゴフラッシュが「ヒャダルコ」に変わる。
低威力幻呪文を選ぶか、高威力呪文を選ぶかはパーティと相談したい。
状態異常に弱いので注意。ドラゴン特効で大ダメージを受ける事もあって、かなり使用頻度は低い部類になっていった。
ドラけし!
内海のボス。星4の赤属性で、スキルは正方形の範囲内のドラけしをランダムに複数個消す「ジゴフラッシュ」。
スライムもりもり
第100話に登場。【ライコネン】を襲撃するが、スラリン+タンタン号の砲撃一発で沈む。