概要
DQ7で初登場した【特技】。遠吠えで【狼】の群れを呼び、敵に連続して攻撃する。
DQ3(HD-2D版)
【はぐれモンスター】の保護数が3体以上の状態で戦闘を行うと【まもの使い】が習得する。消費MP3。
保護数10体で覚える【まものよび】と同じく敵全体の中からランダムに4回攻撃をする効果を持つが、一撃あたりのダメージは10~20と、まものよびの最低ダメージである24よりも低い。
序盤ならそれなりに役立つだろうが、まものよびを覚えれば間違いなくお役御免となる。
まものよびは保護数に応じてダメージが上昇していくので、どうせならこの時点から「とおぼえ」ではなくまものよびを覚えてもよかったのではないかとも思える。
だが、まものよびは設定上は「保護したはぐれモンスターの群れを呼び寄せて攻撃させる」というものであり、3体のみで4連続ダメージを与えるのは矛盾してしまう。その代わりとして「とおぼえ」を覚えさせることで、この矛盾を解消していると見ることもできる。
もっとも、「まもの使いなのになぜ狼を呼び寄せるのか」という突っ込みどころはあるが…。
DQ7
初登場。
【ガボ】がLv13で習得する他、【ゲリュオン(職業)】★6で習得することができる。
辺り一面に響き渡るような遠吠えで狼の大群を呼び寄せ、モンスターたちを総攻撃する。
消費MPは0で、属性は【軍隊系】。敵全体からランダムで4回単体攻撃を行う。
一撃あたりのダメージは「使用者のLv×1.5+10」に±10%程度の乱数が加わる。
1/4の確率で失敗する他、たまに身をかわされることもある。
習得直後でも直撃で合計約80ダメージと非常に強力。序盤は雑魚に耐性持ちがほとんどいないので存分に使おう。
【ダーマ神殿地下の決闘場】で【フライングデビル】に遭遇してしまった場合、これが決まるかどうかで勝敗が分かれる。
【どとうのひつじ】と比較すると、威力で劣り成功率で勝っている。
特技の仕様上、レベルが上がるほどにダメージの差が大きくなっていくため、総合的に見るとどとうのひつじの方が使い勝手は良い。
そのため、あちらを覚えたらほぼ用済みとなる。
…食物連鎖や生態ピラミッド等においては喰うものである狼より喰われるものである羊の方が強いという事に納得がいかないプレイヤーも多いとは思うが。
ただし自然界においては肉食動物よりも草食動物の方が多くの個体で群れを作るので、威力の差は単純に「羊の方が数が多いから」なのかも知れない。
なお、ゲリュオン職で他キャラが習得した場合も、やってくるのはゲリュオンの群れではなく狼。
こちらでの習得は完全に趣味の領域とも言えるだろう。
リメイク版
一撃の威力がほぼ自分のレベルと等価になったほか、成功時にMPを2消費するようになった。
弱体化と言えば弱体化なのだが、ライバルだったどとうのひつじが「全体に1回攻撃」という極端な弱体化を遂げてしまったため、相変わらずランダム4連撃であるこちらの地位はむしろ上がっている。
4連撃な軍隊系攻撃を使いたいならこれしかないので、ゲリュオンで習得する意味も一応出てきた。
上記の通り威力が下がっているので、【ばくれつけん】などを習得して以降は使う必要はないだろう。一応、幻惑状態や相手の守備力がやたら高い時は(マスターしたゴッドハンドに着いている時しか使えない【アルテマソード】を除けば)この技が一番ダメージが高くなるが。
MP消費は序盤のガボには重たいが、どうせ転職するまでガボのMPはこれにしか使わないため、さほど問題はないだろう。
ちなみにガボが使う時のみ固有のモーションになる。
正面からのカメラで溜めモーションが映される他、4匹の狼の突進シーンが周囲を回転しながらのカメラワークになっている(突進シーン自体は一瞬なので、【アイラ】の【つるぎのまい】に比べると派手さは落ちるが)。
他の固有モーションが存在する技と比べてかなり序盤に登場する技であること、ガボ以外は人間職では覚えられないこと、やり込みで使い道のある技でもないことからガボ以外のキャラでこの特技を使ったことがある人自体が少なく、ガボのモーション自体は目にする人は多いだろうが、それが固有のものだと気づけた人は何人いるだろうか?
なお狼呼びに失敗した時は普通の声系特技のモーションだけである。
ドラけし!
【ガボ】のスキルとして登場。
スキル使用可能回数・7回
「オオカミを呼び 総攻撃し 菱形の範囲に 物理攻撃でダメージを与える」